前の記事で書いたようにhp chromebook 11G4は、新しいchromebookを買ってから(といってもそれももうサポートが切れたくらい昔の話)、Mr.chromebookの手順に従って、UEFIのBIOSをインストールし、普通にLinux noteとして使っている。とはいえ、Celeron N2840で、ラズパイ4b以下(passmark 588)のとても非力なマシンなので、普通のOSではとても実用にならない。そこで、軽量Linuxをいろいろ試しているのだけど、Bodhi Linuxが軽さと見た目と実用度で今のところ一番のお気に入りになっている。
で、前回、久しぶりに弄ったところ、新しいVersionが出ているのに気が付いたので、新規にインストールをすることになった(これも2週間くらい前の話)。で、何も弄っていなかったのですぐに終わると思いきや、いろいろ設定を書き換えていたことに入れなおしてから気が付いた。
Standard/HWE/s76の3種類があり、kernelのバージョンに違いがある。今回は、7.0 HWEを選択してインストール。パーティションは以下にして、xfsで作成した。
- eMMC 16GB: uefi 64MB, 後ろにswap 4GB, 残りを/
- microSD 128GB: /usr,/var 32768, /opt 16384, /home残り
今回は、Ubuntu jammyベースになった。(22.04 LTS相当)これまで、このハードウェアでは内蔵スピーカーがならなかったのだけど、今回初めて鳴るようになった。
セットアップ
Linux Desktopを入れると始めにやるのは、home配下のフォルダの英語化。terminal中心に操作すると日本語フォルダ名だと何かと不便なことが多い。次にviのインストール(ここではvim)
$ sudo apt install xdg-user-dirs-gtk $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update $ sudo apt intall vim
GUIから言語サポートをインストールして初期インストールで色々入っている言語を削除した。ネットワーク設定から、自宅LAN向けに「追加の検索ドメイン」で自宅ドメインを登録。
Bodhi Linuxには、アプリケーション導入がBodhi AppCenter(メニューにある)があるが、正直、aptが使えれば十分なので使うことはほとんどないのだけど、唯一Bodhi Linuxの外観設定に関してはここから落とせるThema PackでMokushaRadianceを設定している。Windows95/98/Meあたりのような使い勝手で重くなく使いやすい。
他には、Visual Studio Code/Google Chrome/Joplinあたりを入れて利用しているが、遅いマシンでもそこまでストレスを感じない。ChromeのWindowのフレームがタブの「上」にのるのだけが違和感あるくらい。
TouchPad/Keyboardの設定
音やWiFi、メニューなどほとんど気にならないのだけど、初期設定だとイマイチだったのは、クセがあって日本語が通らないターミナルとタッチだけでクリックしてしまうタッチパッドの2つ。ターミナルは次回にまわすとしてここではタッチパッドの設定を書いておく。最初、普通にGUIの設定パネルでできるのかと思ったら、Enable Device Extrasを有効にしないと細かい設定ができないのだけど、有効にするとまともに動かない、という事態になった。しょうがないので、テキストで設定を追加した。参考にしたのはこの記事。具体的には以下の設定を記述したファイルを/etc/X11/xorg.conf.d/70-synaptics.confに作成した。
Section "InputClass" Identifier "libinput touchpad catchall" MatchIsTouchpad "on" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "synaptics" Option "TappingButtonMap" "lmr" Option "TapButton1" "0" Option "TapButton2" "0" Option "TapButton3" "0" Option "ClickFinger2" "3" Option "ScrollMethod" "edge" Option "VertTwoFingerScroll" "on" Option "NaturalScrolling" "off" EndSection
後は、ノートPCなので、aの横のキー(chromebookなのでSuper_L)をCtrlにAXキーボードのように右AltをHankaku/きどうじによみこむようZenkaku(日本語入力の切り替え)に割り当てる変更を.Xmodmapに設定し、xmodmapコマンドで起動時に読み込むようにしている。これは、まあ、Bodhi Linuxに限らずLinux Noteでいつもやっている設定。
! version 0.3 : Swap Super_L, Control_L ! to use right alt key for Zenkaku_Hankaku keycode 108 = Zenkaku_Hankaku Kanji !clear Shift !clear Lock clear Control !clear Mod1 !clear Mod2 !clear Mod3 clear Mod4 !clear Mod5 !add Shift = Shift_L Shift_R !add Lock = Caps_Lock add Control = Super_L Control_R !add Mod1 = Alt_L Alt_R !add Mod2 = Mode_switch !add Mod3 = add Mod4 = Control_L !add Mod5 =
これをちまちまやっていたのだが、Bodhi Linux 6.0を入れたときも似たような設定をしていたので、毎回同じ検索をして同じく設定を学んで書くのは無駄すぎる、ということで、構成管理をすることにした。以下、次回。
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