Proxmox Backup Serverで、ファイルベースのバックアップ

(この投稿は、ちょっと前に投稿したもののWordPressを動作させるコンテナを壊してしまって失われたものの再投稿)

自宅のサーバ群は、Proxmox VE上なので、Proxmox Backup Serverも併せて動作させているので、そこでバックアップを取得してる。これは、ゲストのコンテナ/VMだけでなく、ホスト側もファイルでバックアップを取ることができる。とはいっても、Proxmox VEのホストは原則設定以外のデータは持たせていないため、バックアップを取る必要があまりない。そこで、Bodhi Linuxを動作させているchromebookの/homeのバックアップを試しにとってみた。

ちなみにこのノートはhp chromebook 11 g4で、メールを検索したら2015年の11月に300ドル弱で ebayで買っていた。その後、chromebookのサポートがなくなってからはSeaBiosを入れて適当なLinuxを入れて遊んでいた。内蔵 eMMCは私が買ったモデルでは16GBしかないため、microSD 128GBを挿してそれも含めてOSをインストールしてある。

ちょっと前に再インストールしてBodhi Linux 6.1(と思ったら7.0が最近出てる! 今度入れ替えよう)を入れた。これは、非常に軽量なので、4GBのメモリでもOSだけなら1GB弱ですみ、chromeとかのアプリケーションを動かしてもまあ実用的なメモリ消費量で動作する。

話題をバックアップに戻すと、Proxmox Backup Serverは、Debian/Ubuntu向けにはBackupクライアントがリリースされている。基本的には公式のインストール手順に従えばよいのだが、Bondhi Linux 6.1は、Ubuntu Focalベースのため、最新のGPGキーではエラーになる。フォーラムの情報によると、proxmox-ve-release-6.x.gpgを選択すべき、とのことなので、それを入れる。レポジトリはUbuntu Focal向けは、DebianのBusterになるので
deb http://download.proxmox.com/debian/pbs-client buster main
となる。

実際のバックアップは、/homeを取ることにして
sudo proxmox-backup-client backup home.pxar:/home –repository backupclient@pbs@backup.takeh.org:tanapool
という感じで行った。backupclient@pbsは、Proxmox Backup Serverでのユーザ設定、最後のtanapoolはバックアップ先のデータストアになる。 認証を要求されるので必要であればPBS側で設定しておく。取得後データストアの画面で確認すると以下のようにhost/tana-kipとして認識されている(tana-kipは、バックアップ元のホスト名。kipはchromebookの世代が由来。)

取得したものの、戻すことはあるかなあ。。。まあ、7.0にしたら戻してみるか。

追記: 結局、bodhi linux 7.0を入れた後に戻すことはなかった。欲しいものはファイルベースバックアップではなく、設定ファイルの構成管理だった、というオチ。


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