Orange Pi 5 Plus

もともとRaspberry pi 4Bを自宅ラボ内のノードとして使っていたのだけど、最近は同じコンセプト ? のSBCが増えてきて、その中でもラボ用途に向く性能の良い「Orange Pi Plus」の16GBモデルを購入した。存在を知ったきっかけはがじぇトリップさんの5月のこの記事なんだけど、なんやかやで9月になってしまった。

価格は、AliExpressで$129で、送料入れて$130.03、合わせて、$7.02のアルミニウムケースを買った。Raspberry piも似たようなヒートシンクケースにしているので、それに倣った感じ。本体は8/22の注文でちょうど2週間、9/4に届いた。

この機種は、M.2 SSDが利用可能なので、もともとThinkCenterに最初につけた余っている2230の128GBを取り付けることにした。ネジ穴が2280の位置にしかないので怪しい延長アダプタを購入したのだけど、ケースとの隙間がちょっとしかないのであいだにサーマルシートを取り付けると、誂えたようにぴったり貼り付けられたので、使わずに済ますことにした。アルミケースを利用する場合は、ヒートシンク等をつけるスペースがない(というかケースをヒートシンクで使ってくれ、という意図だと思うし)ので、ちょうどよかった。

利用用途としては、WANルータとして長年使っているNVR-500のリプレース。なんやかやで10年以上使っている優秀な機器だけど、Software Defineなルータにしたかったんだよね。

公式でもOpenWRTイメージは利用できるのだけど、それだとSD感!がなくてちょっとつまらないので、Proxmox上でOpenWRTを動かすことを目標にした。

ProxmoxはDebianベースなので、まずは、公式のDebianイメージ(12(bookwormのserver))を入れた。いつものように適当なMicroSD(今回は32GB)に、balenaEtcherでイメージを書き込んだ。(もちろん、Raspberry Pi Imagerでもよい) その後、スロットに差し込み、HDMIでディスプレイ、USBでキーボードをつないでブート。これでとりあえずは動く。設定などは次の記事へ。

追記: 電源の話を忘れていました。端子形状はUSB type-c、消費電力はまさかの4A!!USBの規格では3Aまでなので、通常の充電器では対応できません。ということで、Orange Pi 5 Plus用と謳っているものを購入しました。

追記その2: そうそうケースのファンの話も忘れていました。ファン端子は一応備え付けられているのですが、なぜか、端子の形状が違います!これはひどい。どうするのだろうと思って商品の写真を見ると、どうもGPIOのほうから引っ張っています。なので、GPIOの端子から引き出す形になります。(GPIO使えないじゃん!)

場所は公式マニュアル(記載時点で1.5.1版)の3.16. 40 Pin Expansion Interface Pin Instructions節の中、p.216の冒頭に偶数番号(外側)のGPIOの内容記載があります。GPIOは、HDMIが3つ並んでいる方を上にするとUSB2.0の端子の下に縦に並んでいますが、USB端子に近いほうのボード内側が1番ピンです。(3.16節のp.214の写真を見ましょう) ここで、5Vが、2番ピンと4番ピンに来ていて6番ピン(他に14,20,34)がGNDです。ということは、赤いほうを4番ピン、黒いほうを6番ピンに挿すのが正解、ということになります。が、このことはケース商品には一切記述がないです。なんだかなあ。まあ、サーバー用途なので、GPIO使わないので困らないのは困らないのですが。


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